「20分シネマ」は15〜25分のショート映画を劇場上映する新しい試みです。
買い物の合間や仕事終わりに、
カフェのようにふらっと立ち寄れる20分。
配信では出会えない世界中の名作が、あなたの日常を鮮やかに彩ります。
今月の20分シネマ作品をご紹介します。

廃車寸前のロシェル、最後の晴れ舞台。
無鉄砲な青年マックは、亡き友人のボロボロの車「ロシェル」に、最後の晴れ舞台を用意しようと決意する。向かった先は地元のボロ車レース。最初は呆れていた仲間たちも、やがてマックの夢に心を動かされ、本気で応援するようになっていく…!
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廃車寸前のロシェル、最後の晴れ舞台。

体育の授業中のちょっとしたことが…。

音楽が禁止された国で、命がけの演奏。

“理想の自分”になれるチップを埋めた男。

認知症の母についた“優しい嘘”。

名門合唱団に隠された“秘密”を暴いていく。
上映を重ねるごとに豪華な特典が手に入る、リピーター特典を実施します。
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🏆 コンプリート!
発行日から3ヶ月間有効(紙チケットを発行)
「親友の形見をド派手にぶっ壊せ!」傷だらけの愛車で挑む、過激で優しい追悼レース。
破天荒なドライブの先に待つカタルシス
16歳の少年マックは、生意気で傲慢な態度をとる一方、繊細な内面を隠し持っている。彼の親友はある日、自らの命を絶ってしまった。深い喪失感と行き場のない怒りに直面したマックが思いついたのは、親友が遺したボロボロの愛車“ロシェル”を地元のデモリッション・ダービー(車同士を激しくぶつけ合って大破させる過激なレース)に出場させ、華々しく散らせるという破天荒な追悼計画だった。
しかし、レースに出るためには、予想外の人物である親友の姉・ジャズの助けが必要になる。ギクシャクした関係の二人は、壊れかけの車ロシェルを走らせ、サーキットという名の“救済の地”へと向かう——。悲しみと怒りを車のクラッシュの衝撃に乗せて描き切る、異色の痛快ヒューマンドラマ。
破壊の裏にある、傷ついた若者への誠実な眼差し
親友の自死という重いグリーフと、車を物理的に破壊するデモリッション・ダービーという一見相反する要素を、奇跡的なバランスで融合させた作品。
監督のトム・ファーニスは、残された若者のリアルな葛藤を描き出した。劇中のデモリッション・ダービーは単なる過激なモータースポーツではなく、壊れていく車を通して、登場人物たちが自らの傷ついた心を解放し、明日を生き抜くためのカタルシスとして機能している。
重たいテーマを扱いながらも、作品全体にはニュージーランド映画特有のドライなユーモアと優しさが漂う。主演を務めたベン・サワーのエモーショナルな演技は海外でも高く評価され、イタリアのミラノ・フィルムフェスト2025での最優秀短編映画賞をはじめ、数々の国際映画祭で観客賞や作品賞を総なめにした。
コメディ界から現れた、人間描写の天才
トム・ファーニス(Tom Furniss)
ニュージーランド出身の映画監督、脚本家、編集者。1988年生まれ、ワイカト大学卒業。前作の短編映画『Rustling』に続き、本作でその確固たる作家性を不動のものとした。映像制作の全プロセス(編集・VFX・カラー)を自らこなすマルチな技術を持つ一方で、ニュージーランドの国民的大人気テレビコメディ番組『7 Days』や『Jono and Ben』のチーフ構成作家を務めてきた異色の経歴を持つ。さらに、優れた若手コメディアンに贈られる「ビリー・T・アワード」に2度ノミネートされるなど、プロのコメディアンとしての顔も。彼の作品に共通する、一癖あるユーモアと鋭い人間観察の視点は、コメディ界で培われた確かな実績に裏打ちされている。